近年、競艇(ボートレース)の人気が高まる中、Twitter(現X)やnoteなどのプラットフォームで「競艇の買い目予想」を販売する個人が急増しています。特にnoteでは、数百円〜数千円で販売されている予想が飛ぶように売れ、「誰でも簡単に稼げる」といった雰囲気が漂っています。
しかし、実際にそのような予想を購入してみたものの、「まったく当たらない」「なぜこれが有料なのか分からない」と感じた方も多いのではないでしょうか。わたしもその内の一人でした。
本記事では、noteで競艇の予想を販売している人たちがどのような人物で、どのような仕組みで動いているのかを徹底的に掘り下げていきます。
1. noteで予想を販売する人たちの特徴とは?
■ 素人でも始められる敷居の低さ
noteはブログ感覚で記事を投稿でき、ワンクリックで有料販売が可能なため、専門的な知識がなくても誰でもすぐに「予想屋」として活動を始められます。
つまり、中には実績や根拠のない“素人予想”をそのまま販売している人も少なくないのです。
■ 高額的中スクショで実力を演出
X(旧Twitter)やInstagramでは、「過去の的中スクショ」や「高額払戻しの証拠画像」を頻繁にアップすることで、実力があるように見せる演出が行われています。
しかし、このスクショは実際に舟券を買った証拠とは限らず、過去のレース結果に合わせて後付けで作られているケースも存在します。
■ フォロワー=信頼、ではない
一見フォロワー数が多いと「信用できる人」だと思いがちですが、フォロワー数はお金で買える時代です。情報商材や副業系のアカウントと同様、数字だけでは判断できません。
2. なぜ彼らは予想を販売するのか?目的と収益構造
■ 予想の的中より「note収益」が目的
多くの予想屋にとっての最大の収益源は、舟券での勝ち負けではなくnoteの販売収益です。例えば、1記事500円で100本売れれば、それだけで5万円の売上になります。
仮に当たらなくても、「結果はどうだったか」を更新しなければクレームにならないため、ノーリスク・ハイリターンなビジネスとなっています。
■ 課金系SNSとの連携も多い
一部の予想屋は、有料のオンラインサロンやLINEグループへ誘導し、note→定期課金へ繋げる導線を敷いています。これにより、毎月数万円の安定収入を得ている人もいるようです。
3. note予想屋の「典型的な運営パターン」
【ステップ1】高額的中スクショをSNSに掲載
→「的中率90%」「10万円的中」などの文言で注目を集める
【ステップ2】noteで安価な予想を販売
→1レース300円〜500円、セット販売で2,000円前後
【ステップ3】当たったものだけ結果報告
→外れたレースには言及せず、当たりの印象を強調
【ステップ4】LINEや有料グループへ誘導
→「もっと高精度な予想がほしい方はこちら」と課金誘導
この流れで、実績がなくても情報販売ビジネスとして成り立ってしまうのが実情です。
4. 信頼できる人の見極め方は?
note予想屋の中には、実際にしっかりとデータ分析をして提供している人もごく一部ですが存在します。ただし、それを見極めるのは至難の業。
以下のポイントをチェックすることで、少しでも信頼度を判断できるでしょう。
■ 予想の根拠が明記されているか
→レース展開、選手のモーター評価、水面特性など
■ 全レースの結果報告をしているか
→的中・不的中をきちんと報告している人は信頼性が高い
■ 過去の投稿がアーカイブとして残っているか
→消されているものが多い場合、実績の誤魔化しの可能性あり
5. 安心して予想を利用したいなら
noteの予想がすべて悪質というわけではありませんが、やはり「質のバラつき」が大きく、購入者が損をするリスクも高いです。
本気で競艇で勝ちたい、稼ぎたいと考えるなら、競艇予想専門サイトの利用を検討するのも一つの手です。
■ 競艇予想サイトのメリット
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運営者情報や実績が明確
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責任ある予想提供(返金保証付きのところも)
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有料プラン前に無料予想で試せる
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LINEでリアルタイム通知してくれるサイトも多数
まとめ:note予想屋の世界は「見せ方」に惑わされないことが大切
noteで販売されている競艇予想は、良くも悪くも“誰でも販売できる”ことが魅力であり、同時にリスクでもあります。
的中実績やSNSフォロワー数に惑わされず、しっかりと情報の信頼性を見極めていく姿勢が必要です。
とはいえ、最も大切なのは自分自身の知識と分析力です。
他人任せではなく、「自分で調べる」「予想の意図を理解する」といった姿勢を持つことが、競艇で勝ち続けるための第一歩になります。